“北九州の台所” 旦過市場火災の復興支援ですが……
5月15日16時4分時点で18,690,500円集まっていました……!
10日前の5月5日時点では588万円だったので、10日間で約1300万円増です。
どうやら北九州のタクシー会社「第一交通産業」から1000万円もの寄付があったようです。
当初の目標金額より上回っているものの、がれきの撤去は数千万円かかるということでまだまだ寄付を募っていました。
わたしは諸事情で先月仕事をクビになったこともあり、前回寄付した分で終わりとなりそうですが、もしもまだ仕事をクビになっておらず余裕があるという方がいたらぜひページを覗いてみてください。
さて、こちらは旦過市場のほど近くにある「小倉昭和館」。昔ながらの映画館です。
シネコンなどでの公開期間が過ぎてしまった映画や、ミニシアター系の映画、名画などを2本立てで上映してくれる映画館で、時間を持て余し気味のご年配の方々や時間を持て余し気味のわたしなどに人気があります。
鑑賞料金は1200円(サービスデーだと1000円)。1200円で2本も映画を観られるなんてお得ですね。仕事をクビになった人にも安心の料金設定です。
館長が自ら飲み物やおやつを手売りしてくれるなど、そのアットホームさも魅力の一つ。わたしも2年半前に「キングダム」の実写を昭和館で観た際に館長からチョコアイスを買って食べました。
昭和館では時々「シネマカフェ」というイベントを開催しているようで、先日(4/30)初めて参加してみました。
上映会+北九州出身の映画監督、松居大悟さんを招いてのトークショウ(「トークショー」ではなく)が行われるということです。
入場する際に飲み物とヨックモックのシガールが全員に配布されました。シガールはこれから上映される「くれなずめ」の主人公が好きなお菓子だそうです。わたしも引っ越しの挨拶回りにご近所の方々に配り歩いたことを思い出しました。誰からも喜ばれるであろう外れのないお菓子です。
「くれなずめ」はこのポスターのビジュアルから察するに、男たちの熱い友情や青春など、自分がいる世界とは遠いところにあるお話だと予想していたのですが、いざ観てみるとそれだけではない斜め上の展開が繰り広げられており、思いがけず泣けたり心が動かされたりするよい映画でした。前田敦子さんが特にいいな、と感じました。
館長によると、昭和館は旦過市場の火災による被害はそれほど大きくはなかった(映写室のガラスが割れるなどはあった)ものの、旦過市場が大変な時に昭和館だけ営業していてよいのか、ということでしばらく休館されていたようです。
しかし火災が起きてもなお元気に営業を続けたり復興に向けて活動する旦過市場の前向きな様子を見て、昭和館も前に進むべくこの日通常営業を再開されたとのことでした。
松居大悟さんも登壇され、「くれなずめ」にまつわるエピソードを話したり、「くれなずめ」を既に7回(8回?)観たというガチファンの方からの質問に答えたりしていました。
松居大悟さんの実のお母さんであるトコさんも会場にいらっしゃいました。
トコさんは福岡のテレビ番組でコメンテーターをされている方です。コラムも書かれており、「トコの博多座探検」は毎月楽しみに読んでいます。
親子でメディアで活躍されているってすごいことだなぁと思います。
外に出ると昭和館がムーディにライトアップされていました。
このあと小倉駅へと続く道に数多いる居酒屋の客引きを全力で避けながら帰りました。
今日(5月15日)は貸館上映で別の映画が上映されていたようですが、明日~27日(金)まで「くれなずめ」と「そして、バトンは渡された」が2本立てで上映されます(火曜休館)。