「祈り・藤原新也」展を観に小倉へ行ったら……
「小倉城竹あかり」というイベントが17時半から始まることを知る。
数年前にこのイベントを見かけた時は「入場料500円かかるならいいや」とスルーしていたのだが(⇐ケチ)
今回は有料エリアに入ってみることにした。
「しろテラス」のそばの売り場で紙のチケットを買ったが、QRコードチケットを事前にWEB上で買うこともできる。
17時。入場のための列に並ぶ。日中は暑いが夕方になるとグッと気温が下がる。寒い。羽織る物を持参したほうがよかった。
開場前30分時点でまだ明るいので、入場しても灯りが綺麗に見えないかも……と心配になる。
30分経つとそこそこ暗くなってきた。開場時間になったが、ボランティアの人たちがまだ灯籠にチャッカマンで灯りをつけている最中らしく、さらに10分待つ。着火しても風で火が消えたりして結構大変らしい。
門のところで手をアルコール消毒して入場。
うわー!と声が出てしまうほどの光景。
イルミネーションとはまた違った火の温かい光が良い。
このエリアの灯籠は「竹紙」で出来ているそう。幼稚園児や小学生によって絵が描かれていた。
中を覗いてみた。陶器の中にキャンドルが浮かんでいる?それを竹紙で覆っているようだ。
独りで入場したが、辺りが暗いので周りが気にならない。デートにもぴったりだろう。
竹あかりで使う竹は、竹林被害のある山林から伐採されたものだという。竹林を管理せず放置していると、繁殖力の強さから周囲の土地にもどんどん竹が広がっていったり、土砂災害が起こる可能性が高まったりと大変なことになるそうだ。
一番のフォトスポットに辿り着いた。無数の竹灯籠と小倉城を一枚に収めることができる。
竹灯籠は竹紙のものと比べると明るさは少ないが、より幻想的な雰囲気を醸し出している。
竹でできた「武者」の周りに人が集まっていた。「コロナ退治だ」とある。コロナウイルスが騒がれ始めたのが2019年の末なので、もうすぐ3年になるのか……
北九州の名物は「派手な成人式」だけじゃない。
今年3月には「日本新三大夜景都市」のランキング1位に認定されたもんね……!
旦過市場は今年に入って2度も火災に見舞われたが、燃えていないところは今も元気に営業している。「小倉昭和館」も旦過市場から火が燃え移り焼け落ちてしまったが、別の場所を借りて映画イベントをやるなど頑張っている。私も色々頑張ろう~
「小倉城竹あかり」は2019年に初めて開催され、今年で4回目になるそう。初めて有料エリアに入ってみたが、見どころがたくさんあって、すごく満足感の高いイベントだった。
令和4年11月2日(水)~11月6日(日)
17:30点灯 21:00消灯