4月19日、北九州市小倉北区にある旦過市場(新旦過横丁)で火災が起きたというニュースが…!
旦過市場は戦後の闇市的な風情が感じられるアーケード街で、「北九州の台所」として地元民から親しまれているほか、「昭和レトロ」を求めてやって来る観光客などで賑わう活気のある市場です。
NHKの「ドキュメント72時間」も取材に来たことがあり、師走にお節の材料を買い求める人々の様子が放送されていました。
↓火災のちょうど一週間前にも「ももち浜ストア」という番組の街ブラコーナーで旦過市場が取り上げられたばかり……
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完全に火が消えるまで65時間かかり、40以上の店舗に被害が出たそうです。
鎮火してから3日後の4月25日(月)、小倉に用事があったため、旦過市場の様子も覗いてみることにしました。
市場の入口には「立ち入り禁止」の柵が。屋根はなんとなく煤けているように見えます。中でお役人風の方々が何やら話し合っていました。
ある程度まとめられてはいましたが、「もりしたフルーツ」さんの店舗には瓦礫など大量のゴミが。
柵の前には他にも心配そうにアーケード内を見つめる人々や、中にいる関係者に話しかける人の姿もありました。
貼り紙によると奥の方は営業しているようなので、後日内部に入ってみることにしました。
4月30日(土)、ゴールデンウイークということもあってか、まあまあの人出がありました。スマホの絵文字で他のお客さんを隠したら「昭和レトロ」の風情が吹き飛んでしまい、やや後悔しています。
道幅はこれくらい。一人で見て回るのが少し緊張したので前を行く人たちにバレないようについていって「仲間感」を演出しました。
確かに市場の奥側(南側)は元気に営業中でした。
北九州名物の「ぬか炊き」を買っている方も見られました。
「ももち浜ストア」の街ブラで取り上げられたKOKURA堂、ドラゴン飯店も無事のようです(KOKURA堂の左がドラゴン飯店)。
どの店舗かは失念してしまったのですが、中にはPayPayで支払いができるお店もあり、昭和レトロの中に令和を感じました。
北側へはやはり通り抜けできないので南側から出ます。
天神島橋の方から出ると、市場の裏側を見ることができました。建物が川の上にせり出して建っています。
かなり老朽化していることなどもあり、防災面の課題解消のため再整備を進めようとしていた矢先の火事でした。
再整備後の旦過市場は地上4階建ての複合商業施設になるということです。
新しい旦過市場を迎えた後の北九州はどんな姿になっているのでしょう・・・
↓がれき撤去など復興支援のクラウドファンディングが立ち上がっていたので少額ですが支援してみました。
kaika-crowdfunding.jp
目標金額は1000万円ですが、5月5日現在590万円弱 集まっていました!
支援は5月末まで受け付けているようなのでご興味のある方はぜひ。