芸能界のざわつきに乗じて自分たちの日々の問題までうやむやにならないかなーと思っている甘えた現代人の皆さんこんにちは。
例の卒論騒動に乗じて気になる男性に「愛の小論文ひとつでわたしへ推薦入学できますよ?」と言ってみたら「どういう意味?」と真顔で返され黙るヒマの極み乙女です。
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1月27日から一週間ほど英国に行っていました。
爆発した芸術ではない、英国国旗だ
帰国した2月2日から3日間ほど時差ボケで泥のように眠っていたのですが、そろそろ「時差ボケで…」という言い訳も通用しなくなってくる頃だと思うのでブログを更新します
旅の始まり
それは日暮里から成田空港まで最短36分で行ける「京成スカイライナー」にて買ったばかりのデジカメで「じっくりコトコト つぶ入りとろ~りコーン」を何枚も試し撮りし、無駄にSDカードの容量を消費していた時のことだった。朝9時40分という集合時間に遅れないよう急いで家を出たわたしは朝ごはんを食べる機会を逃していたため代わりにコーンスープでお腹を満たそうと考えたのだ。
突然、後ろから「おはよう」という初老男性の声が聞こえてきた。海外の開放的な雰囲気に任せて異性に声をかけるなら分かるが、まだ空港にも着いていないうちからナンパとは、気が早くないか?
初老の男性はわたしの朝ごはんの心配をしてくれた。よくよく顔を覗き込んだら、この方は今回一緒にイギリスを旅する「たのっちさん」こと田野さん(38)ではないか。声だけで何となく初老男性だと決めつけてしまった非礼を心の中で詫びる。
わたしは引き続き後ろを気にしつつ車内でお化粧を開始することにした。何しろ、空港ではあの二人が待っている。
izuminさん、そして
近藤あやさんだ。
この方、打ち合わせで初めてお会いした時は『なんかやけにキレイな子がいるなー』くらいにしか思わなかったが、後でTwitterを確認してみたら
過去にあのテラスハウスに出演していてフォロワーが20万人くらいいる人だった……。
やばい。全方位から見て勝ち目がない。
テラスハウスを観る=苦行
— 暇な女子大生(佐田清澄) (@sada_freejd29) September 1, 2014
芸能人だったのに彼女のことを全然知らなかったのは、わたしがテラスハウスを今まで一秒も見たことなかったからだ
とりあえずお化粧をしつつ2人の美人と戦う準備を始めた。
そして、成田 ――――
わたしと田野さんはどうやら一番乗りだったらしい。緊張しながら他のメンバーを待つ。
やがて今回のスポンサーであるフィンランド航空のTさん、英国政府観光庁のHさん、ブロガー日本女子代表のizuminさんが現れた。
ここで衝撃の事実を知らされる。なんとわたしと近藤あやさんの座席が隣同士だというのだ。
↑近藤あやさん
わたしはひどく狼狽した。たしかにわたしたちが今から乗るフィンランド航空の飛行機は「日本‐ヨーロッパ間を最短最速で結ぶ」が特徴で、成田空港→ヘルシンキ→マンチェスターまでなんと驚きの約12時間という速さで移動できるが、それにしたって約半日間を正反対の世界で生きてきた女の子と隣同士で過ごさなければならないなんて自分にとってはとても困難なことに思えた。
フィンランド航空のT氏が「まあ、席が他に空いてればバラバラに離すこともできるけど、どうする……?」と聞いてくれたので、「じゃあバラバラでお願いします」と力なく答えた。
テラハ・ガールと共通の話題がなさそうだったし、シーンとしたまま気まずく過ごすよりもお互いこのほうがよいのだ、そういう決断からだった。その時彼女が現れた。
成田にニット帽&サングラス……セレブだ。
大変だ。カッコいい。
そしてわたしは気づいた。彼女がすっぴんだということに。そう、本当の美人は長時間のフライト時は化粧をせず肌を休ませる。これが美肌でいられる秘訣なのだ。せっせと小賢しい抵抗をしていた自分が恥ずかしい。
フィン航空のT氏が彼女に「今のところ暇な女子大生さんと近藤さんは席が隣同士なんだけど…」と声をかけている。やめろ、そんなことはやめてくれ……
近藤氏「えー、ほんと!うれしい~!」
えっ
T氏「どうする?席離す?さっき暇女さんは…」
「お前さっきと言ってたことちがくない?」みたいな田野さんからの視線を左頬に感じつつ、わたしたち6人は「DEPARTURES」と書かれたゲートへと向かった。
よく晴れた、水曜日の朝のことだった……
続く
このイギリス旅行記事は英国政府観光庁とフィンランド航空がスポンサーの広告記事なので、たまに媚びたりするよ。よろしくネ!