私は女が嫌いだ。
彼女たちは平気でウソをつく。男性上司に対して表向きにはイイ顔を見せていてもランチタイムに女たちだけで集えば鬼のような形相でソイツの悪口を言っている。女三人の仲良しグループで話していたのに、そのうちの一人が用を足しに席を離れた瞬間「あの子キライ」と手の平を返す。
女は怖い。そう気づいたのは14の齢時だった。それ以来「女性はキホン誰も信用してはならぬ」と距離を置くようにした。どんな女に対しても疑いの眼差しを持って日々観察するようになった結果「怖い人」との烙印を押され私に近づく者はいなくなった。
そんな折、広告業界でブイブイ言わせているアサツー ディ・ケイさんから「裏の顔」というサイトのPRを任された。
いわゆるただの心理テストみたいだ。正直かなり胡散臭いというかしょうもないと思ったが、どうせ暇だし、平松昭子さんの描くイラストは好きなのでとりあえず診断してみることにした。
暇な女子大生の場合
全部で38問もあるらしい。めげずにチェックを入れていく。
ファッションにはこだわらない。
「自分がやらないと気が済まない、頼れるのは自分だけ・・・」
まさに言い当てられている感はあるが、自分だけだと信憑性がないので友人・知人手当たり次第に「これやってみて!」とけしかけた。
唯我独尊オンナの周囲は、唯我独尊オンナだらけだった。
「美人だけどなんか残念」なシマヅさんも・・・
「とりあえずこじらせてる」名古屋嬢も
※「唯我独尊」=「全世界で私が一番尊い」
他にもDeNAのバリキャリ女性社員や、ぐるなびのこじらせ乙女社員など、自分とどこか似ているこじらせ女子一般は大体この「唯我独尊オンナ」判定が出た。というよりも私の友だちのほとんどがこのタイプだった。類は友を呼ぶということなのだろうか。少し悲しい。
無理しているのか!?華麗なるJKたちの裏の顔
中学3年生で起業し、現役女子高生かつ株式会社AMF社長の椎木里佳さん(17)
このJKふたりの判定結果が、なんと同じだった。
「人前では全力で行動してるんだけど、実際は空回りしてんじゃねえの?」
↑椎木さんの反応
↑大関さん
テレビやネットで目覚ましい活躍を見せている彼女たちも、辛さを隠して気丈に振る舞っているのかもしれないと思うと泣けてくる。
色んな職業の女たちにやってもらった
キャバ嬢「はな(21)」
「今はチヤホヤされても歳を取れば相手にされなくなる」とキャバ嬢にとって致命的なことを言われるはなちゃん。
ハロウィンコスプレがまぶしい恵比寿に勤めるキラキラOLの「まいまい(25)」
すごくキラキラOLっぽい判定が出た。
なぜ「当たっている」のか
「若いうちが花」との診断が出たカリスマ女子大生ブロガーみやけようさん
↑「寂しい裸の女王様」と言われてしまった社長夫人(29)の感想
「当たっている」という声の多いこの「裏の顔」。
一体どういうカラクリなのだろうか。
実はこれ、広告業界第3位であるアサツー ディ・ケイ独自の「生活者総合調査」というものを元にして作られたもの。首都圏生活者1万人以上からアンケートを取っているのでかなり本格的。実際のマーケティングにも使うデータを利用しているだけあって信頼性は高いようです。
男の人にもやってもらいました
ちょっとオタク気味な知人男性、齊藤貴義さん(34)。構ってちゃん気質があり、いつも周囲を騒がせている。
男性の場合はこの↑マダムが診断してくれます。
構ってちゃんは独り上手になるのことが幸せのカギ・・・!
ゲイの方々だとどういう判定になるのか!?
新宿歌舞伎町のおかまバー「ひげガール」に突撃。
むっちりとした太ももが魅力の「織江」さん
「つまらないの最上級」「会話ストッパー」って、正直おかまバーの店員として一番ダメな性質!?
というか織江さん、最初に「男性」か「女性」かを選ぶときに「男性」を選んだということが意外だった。
神戸のゲイバー「ZOOZOOSEA」の「モダン」さん
「自分が大好きな『痛男』」という判定。診断を依頼したこちらが申し訳なくなってくる。
ゲイの方が2人とも自分の性を「男性」と判断したのも意外だったが、診断結果は男性10パターン、女性10パターンある。
あなたもこの年末年始、ご家族や地元の友だちと暇つぶしにやってみては如何ですか。ちなみに自分の姉にも診断してもらったところ、私と同じ「唯我独尊オンナ」でした。姉妹って似るんですかね・・・ ?
「こんなの当たってないんだけど!」という声もアリ
あれこれ理由をつけて「当たってない」と言うのは「完璧主義者」という診断結果の人ばかり。「完璧主義者」ゆえに、自分の判定に少しでも納得できないところがあると否定してしまうのかもしれない、と思った。
気になる女たちの裏の顔を垣間見れて、少し溜飲の下がる年の瀬だった。