前回の記事で書いた「次回予告」と全然違う内容でごめんなさい。暇な女子大生です。
4月17日は私の誕生日でした。
「誕生日ならではの企画を何かやりたいけど・・・何の準備もしてなかったなあ」
何が出来るだろう今から・・
「『誕生日だから元カレに電話をかけてみる』・・・」
「元カレ・・・」
↑元カレ(26)
帰国子女で英語ペラペラ。大企業に就職。若干童顔。お金持ちの息子。
頭が良くて英語も喋れて大企業で良いお給料をもらっていた。会うたびに美味しいご飯をご馳走してくれた。
結構尊敬していたし好きだったのだが・・・
彼はすさまじいほどの社畜だった。
「ごめん、俺の課長が英語喋れないから、課長の代わりに海外主張行くことになった・・・2週間くらい会えないわ」
「取引先のタイ人とインドネシア人に東京観光案内してあげなきゃいけないんだわ・・・今週も会えなくてごめんね」
私は「この人と結婚したら海外駐在員の妻になれる」と夢を見ていたので、最初のうちは我慢して『良妻』的な女を演じていた。
「大事なプレゼンの準備があるんだ・・・」
「ベトナムで1ヶ月研修・・・」
『最後だけふつうのあいさつ・・・・!!!』
*アッサラーム・アライクム=アラビア語で「こんにちは」
そのようにして私たちは別れた。
「そもそも電話に出てくれるのかな・・・」
プルルルル・・・・
ガチャ
「はい」
『出た・・・!?』
「も・・・もしもし・・・」
「おお、久しぶり!どうしたの?」
「いや・・・特に用事があるわけではないんだけどね。なんとなく電話かけてみた」
「笑)そうか。いやあ、さっきちょうど仕事終わったとこでさ」
「ねえ、まだ・・社畜なの?」
「うん。まだ社畜だよ。実は前まで部署に6人いたんだけどさ、それが3人になっちゃって・・・」
「死ぬの?」
「まだ死にたくはないかな」
「そっちは最近どうしてるの?」
「ブログ書いてるって言ったじゃん?昔」
「ブログ見てくれてる偉い人から時々お仕事もらって生きてる」
「すごいじゃん!」
「うん・・・えへへへ・・・ラジオにも出たよ」
「ねえ・・・わたし今日誕生日なんだ」
「そうだね」
「覚えててくれたの!?」
「覚えてたよ」
「誕生日を一緒に祝ってくれるような男はできたのかい?」
「でっできないよそんなの・・・!!」
「へえ・・・じゃあさ・・・」
「今度また・・・飲みにでもいこっか」