をほとんど持っている。
どちらかというとエッセイの方がお気に入りだ。
しかしそろそろ多崎つくるがなんちゃらかんちゃらする本も読んでみるかと思い、「村上春樹」でKindle検索してみた。↓
“村上春樹”
75タイトル、関連性順
1.村上春樹超短篇小説案内 あるいは村上朝日堂の16の超短篇をわれわれはいかに読み解いたか(波瀬蘭)
2.村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』メッタ斬り!(大森望、豊崎由美)
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5.村上春樹はくせになる(清水良典)
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8.こころ(夏目漱石)
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17.女はなぜダメ男に魅かれるのか?日本レンアイ文学のすすめ(柴門ふみ)
18.働きたくない(山中秀幸)
19.脱いだほうがいい?思春期美少女ちっぱいこんぷれっくす 葵こはる(Gold publishing)
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29.だしの取り方(北大路魯山人)
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39.平穏で健やかで、時々変化のある人生(小椋祐介)
41.サックス&テロリスト(土居豊)
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44.マイが教える大人の保健体育~男女のセックスのお悩み解決大全集~(明るい性教育委員会)
45.美味い豆腐の話(北大路魯山人)
46.一九八四年(ジョージ・オーウェル)
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51.アンドロイドは電気羊の夢を見るか?(フィリップKディック)
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61.毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる(ジェームズMバーダマン)
62.IQ84 桐壷、歌会辞めるってよ(文豪・瀬戸龍哉)
63.レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユーゴー)
64.タクシードライバーになってみた(木村ユウスケ)
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73.村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Cafe(村上龍、坂本龍一)
74.Erotic Photography(Angeline Assez)
75.友達は催眠術師? ヒュプノでエッチな昼下がり(南室夏月)
・・・村上春樹はどこいった?彼の著書がない。洋書版の1Q84やノルウェイの森はあったが日本語のものは一つもない。
「(5)村上春樹はくせになる」などの批評本はまだ理解できる。
(19)の「脱いだほうがいい?思春期美少女ちっぱいこんぷれっくす 葵こはる」と村上春樹の間に何の関連性があるのだろう。
ちっぱいこはる⇒
確かに村上春樹の小説には思春期美少女のおっぱいが出てこなくもないが・・・
ちっぱいこんぷれっくすをクリックしてみるとどうやら99円の写真集らしい。レビューの欄に春樹関連のコメントでもあるのだろうか?と見てみたが「飽きる」「酷い」「類似カットの山だ」など写真集に対する不満ばかりで「村上春樹」というワードは見受けられない。
(62)「IQ84 桐壷、歌会辞めるってよ」という非常にセンセーショナルなタイトルが目に留まる。歌会というものはフランクに辞めたりできるものなのだろうか。というか歌会って部活感覚だったのか。
詳細を見るためクリックしてみると著者(文豪・瀬戸龍哉)は学生時代から創作生活に入り、1970年代後半から1990年頃まで、旺文社の学生誌「小6時代」「中一時代」「蛍雪時代」など小・中・高校生向け雑誌8誌に「せとたつの爆笑大作戦」などのお笑いコーナーを同時連載し、200万読者に驚異的な人気を誇ったカリスマパロディスト(Amazonより)らしい。
他の作家さんの検索結果も、こんなにカオスなのだろうか?と思い「三浦しをん」で検索すると、ちゃんと三浦しをんさんの本が出てくるし、その他に出ている本だって「三浦綾子」「三浦雄一郎」など関連がある(苗字が同じ)ということが目に見えて分かる。
村上春樹は「村上」で被ってるのが一つしかない。しかし「羊」や「タクシードライバー」や「サックス」や「セックス」など、村上小説の内容に関連したタイトルは出てきている気がする。
「(39)平穏で健やかで、時々変化のある人生」なんて、村上小説の主題だし、「(17)ダメ男に魅かれてしまう女」はたくさん出てくる。魯山人先生の「(29)だしの取り方」「(45)美味い豆腐の話」が関連する本として出てくるのは、村上春樹小説に多くの料理描写があるからかもしれない。
「(18)働きたくない」に関してはちょっとよく分からない。
村上春樹はKindleに対してまだ「No」の姿勢なのだろう。紙の本をKindle化するには著作権の問題で作家さん等に許可をもらわなければならないのだが、まだ受け入れる作家さんは多いとは言えない。↓
http://blogos.com/article/23880/
村上春樹は、いつまでたっても電子書籍化なんか認めない気がする。
もしも村上春樹の本が全てKindle本になったりした日には、アマゾンはこれまで以上に強大になり、いずれ世界を支配する脅威となり、宇宙人と交信を始め、火星の土地を購入するだろう。
村上氏が「YES」と言わないのは地球を守るためかもしれない。アマゾンはCHAGE&ASKA並みにしつこく「SAY YES」と言い続ける必要があるだろう。
地球がアマゾンに乗っ取られてしまう前に、私たちは暫く紙上の村上春樹を楽しむこととしよう。