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暇な女子大生が馬鹿なことをやってみるブログ

暇を持て余した女の人が欲望の赴くままにしたためています。

スクラップ・アンド・ビルド

喫茶店で2時間ほど過ごしたあと、いつもとはちょっと違う道を歩いて帰った。

途中でローソンを見つけて

 

「この街にもローソンあったんだなあ」とぼんやり思う。

 

以前住んでいた地域はファミリーマートが多かった。そのまた前は何故かサークルKサンクスが密集していた。今住んでいる辺りは200m間隔でセブンイレブンが建っているような気がする。

 

E-girlsスピードくじ」と書いてあるのぼりがいくつも立っていて、『…じゃあやってみようかな…』と店に入る。E-girlsのメンバーの名前を一人も知らないし歌も全然聴いたことない。でも時々無性に自分の人生に対して全く役に立たない、意味のないことをやりたくなる。

 

スピードくじをやるには700円分の買い物をしなければならないという。仕方なく『何か食べ物でも買うか…』と店内を物色するも、最近「ナチュラルハイジーン(生の果実や野菜を中心に食べる健康法)」に傾倒しているわたしにはコンビニの食べ物が全て添加物だらけの毒に見えてくる。

 

 

ならば雑誌でも買おうと「装苑(650円)」などをパラパラめくっていたが、『いま自分がやろうとしていることは全くの金の無駄だな』と、ふと我に返りローソンを出た。マドンナには5万円払えるのに、E-girlsには700円も使いたくない。髪を染めているところなどがどうしても好きになれない。

 

また歩いて家路へ向かいながら、さっきまで喫茶店で読んでいた羽田圭介さんの「スクラップ・アンド・ビルド」を思い出していた。

 

「年老いたお爺さんの介護」という重めのテーマにも関わらずストーリーは軽快に進んでいき、意外に面白く読める。今、自分はまだ若くて、こうして普通に歩けることに対する感謝の念さえ湧いた

 

羽田圭介さんのスクラップ・アンド・ビルドが芥川賞を取ったのは去年だが、何故その本を今さら買ったかというと、今年の芥川賞受賞作である村田沙耶香さんの「コンビ二人間」が面白かったからだ。

 

 話題の本とか流行りの本って眩しく見えて普段はあんまり手を伸ばさないんだけど、これはタイトルとテーマに興味を引かれたし、何より装丁がすごく魅力的だった(やっぱ装丁って大事だよな…)から思わず買ってしまった。

 

 話題になる本や売れる本、賞を取る作品はやっぱり面白いしすごく惹かれる要素がたくさんあって勉強になる。もっとしょっちゅう本を買おうと思った。

 

村田さんも羽田さんも小説の中ですごく伸び伸びと生きている感じがして、GoogleアドセンスNGワードやら炎上やら企業から見た好感度などを気にして遠慮がちになってきている最近の自分がすごく小さく見えた。

 

わたしも自分自身をスクラップ・アンド・ビルドしなければ・・・