北九州に住む主婦のブログ(暇な女子大生が馬鹿なことをやってみるブログ)

暇を持て余した佐田清澄が欲望の赴くままにしたためています。

暇だからバレエを始めてみた

 

サークルを引退してから妙に運動不足だった。尻のセルライトも女子大生的にギリギリだ。

 

いや、最近の模範的な女子大生というのは多分桐谷美玲みたいな人だからセルライトなんて言語道断だろう。ガリっとしていて目がクリっとしていて口がアヒルみたいでないとモテないし友だちも出来ないしクラスで目立てないっぽい。

 

ぽちゃっとしていて室井佑月みたいな不満顔でアングラな趣味しか持ってない暇女はまさに現代の女子大生に対するアンチテーゼである。

 

 

近くにカルチャーセンターという施設が存在していることは何年も前に気づいていた。

しかし「カルチャーセンター」という言葉の古ぼけた、センスのない響きに辟易して今の今まで遠巻きにしていたのだ。

 

しかしこのままでは自分が脂肪で膨れ上がり仕舞いにゃ餅になる、と思ったのでセンターに電話し、私は大人向けのバレエの講座に通うことになった。

 

バレエとはおっぱいの揺れが目立つタイプのバレーボールのことではなく短いひらひらしたスカートでくるくるくるくる回るタイプのバレエである。

 

クラシックバレエをやってる知人が「バレエやってると骨盤のゆがみも治るし、O脚もまっすぐになるし、いいよ~」と言っていたので期待が膨らむ。

 

教室に入ると、30代の主婦2人、おばあさんが1人と、スタイルだけ桐谷美玲のような40~50代と思われる女性が着替えをしている所だった。生徒は私を含めて5人ということだ。

 

先生はとっても若くて可愛い人で、原宿とかにいるギャルのような風貌だった。年も私とあんまり変わらない感じだ。

 

先生は全く初心者の私を特別扱いすることもなくサクサクとレッスンを進めていった。私はおばあさんと桐谷美玲(40代)の間に挟まれて桐谷美玲(40代)の動きを見ながら真似をした。

 

動き自体は激しいわけでもないのに、20分もやっていると汗がすごく出てくるし息もハアハアしてしまう。

 

こんな調子でレッスンを数回受けたが、最近少し気になることがある。

 

若いギャル先生が妙に美玲(40代)のことを気に入っているということである。他の生徒を置いてけぼりにして美玲と先生が楽しそうに話し込むという光景をよく見るし、美玲のスタイルをいつも褒めるのだ。私の足(太くてO脚気味)を引き合いに出して「ほ~ら、バレエを続けてる人と、バレエをやってない人では足の形が全然違うでしょ~?」

などと言うので結構傷つく。

 

それに、細かい説明をしないのは初回だけだと思っていたのだが、未だに詳しい説明がなく、私は非常にふわふわした動きを鏡の前で繰り返すだけである。

 

たまに先生がアドバイスのようなことを口にするのだが、残念なことに先生には語彙力が全然無く、結局何を言いたいのか全然分からない。

 

下降を続けるテンションを上げるために鏡を見ながら自分のことをバレリーナと思い込み、それっぽくクルクル回ったりしていると、「ここはバレリーナになるための講座ではないので~」と水を差されてしまった。

 

 

私は確信した。・・・嫌われている。

 

現代女子のアンチテーゼな私が原宿系のこじゃれた女なんかとそもそも合うわけない。

 

先生が「一応連絡先を教えておいてくれ」というのでラインのIDを交換した。

先生のラインのトップ画像は旦那さんに撮ってもらったっぽい可愛い自分の写メ。私のトップ画像は某アニメのフィギュアの写メ。

 

先生のタイムラインは誕生日でサプライズしてもらっただとか、自分の子どもの可愛い写真、犬の写真、仲間と海に行ったり花火に行ったりなどのリア充すぎるものが満載だったが、私のタイムラインは「LINEバブルのレベルが45になった」というもののみだった。

 

先生のスペック:旦那、子ども、ペット、講師という地位、美貌、バレエの技術、華やかさ、人望

暇女のスペック:語彙力、性欲

 

 

悔しい。

 

勝ち目が無い。

 

そもそも私は何でこんなに先生に対抗心を持っているのか分からない。

 

バレエシューズも買ってしまったので暫く続けて様子を見ます。

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