北九州に住む主婦のブログ(暇な女子大生が馬鹿なことをやってみるブログ)

暇を持て余した佐田清澄が欲望の赴くままにしたためています。

暇だから「誰が見るの?」っていうような変なDVDを借りてみた(愛欲の魔女狩り)

 

こんばんは。座布団と幸せを運ぶ、暇な女子大生です。

 

私はLINEというコミュニケーションアプリをやっています。LINEは友だちとチャットで気軽にやり取り出来ることで人気ですが、自分の好きなお店の新商品の情報を仕入れたり、クーポンをゲットしたりという使い方もあります。

 

そして、私が一番よく利用しているのが、レンタルビデオ店GEOのクーポンです(暗いですか?)

 

GEOは普段旧作DVDを1枚100円でレンタル出来るのですが、LINEのクーポンをレジで提示すれば、なんと半額の50円で借りることが出来るのです!

 

先週の木曜にこのクーポンが届いた(大体月に一回届きます)ので、期限が切れないうちにとGEOへ自転車を走らせました。

 

洋画の棚をウロウロしていると、「愛欲の魔女狩り」という日本語的にちょっと意味不明のタイトルを発見。

タイトルの下に小さく「ヘアー無修正版」という文字があります。好奇心からケース裏面を見てみると、乳を丸出しにした白人女性が何人も写っています。「セックス教団の儀式からは逃れられない・・・」という扇情的なコピーが。

ちなみにこのDVDの側には「エマニュエル夫人」がありました。

 

この手のDVDには「18歳未満レンタル不可」のシールがあることが普通なのに、何故これには何もついてないんだろう・・・などと思いながらもレジへ向かう。

 

家に帰って早速つけてみる。

首から下を土に埋められた男性の頭に、蛇を何匹も垂らす、という衝撃のシーンで始まる。その中の一匹に舌を噛まれた男性の、ギャーーー!という叫び声から、オープニングロールに入ります・・・・

 

最初っから飛ばしすぎの演出に、「エロいものを見れる」という期待はどこかへ消えていってしまいます。というかドン引きです。

 

登場人物

主人公(♂)(「夫」とも表記):宗教に入ろうとしている。可愛い妻がいる。

妻(アリーヌ):臆病。「一人になるくらいなら夫と共に宗教に入るほうがマシ」

女ボス:金髪美女。信者たちを束ねる教祖の側近。受胎の儀式では教祖のマインドコントローラを務める。

教祖(♀):黒髪に濃いアイメイク。白い肌の美女だが、実は何百年も生きている婆(魔女?)で、男の精液を飲んで生き永らえている。

信者たち(♂):口ひげに長い髪のロハス・キリストスタイルが多いが、たまにロッカースタイルのスキンヘッドがいたりする。好色。

信者たち(♀):よく乳を出している。美しいが残酷。

 

怪しげなBGMと共にタイトルが浮かび上がる。

 

蛇の次は、十字架に貼り付けられた真っ裸の男性の尻を無骨なスキンヘッドの男が鞭でぶっ叩く、というシビアなシーン。こんなもの見て誰が喜ぶんですか?

痛かったり血が出たりするのは見ててつらい・・・(`o`;)

 

ストーリーは、宗教に入団したい男と、その妻(いけにえとして無理やり連れてこられる)が教団内であんなことやそんなことをされてしまうというものです。

 

教団内の女性たちは大抵乳首を出していますが、エロという雰囲気は特にありません。

 

犬のように四つんばいになって地面に置かれたご飯を食べる素っ裸の妻、そしてその尻に焼きごてを当てるスキンヘッドの男・・・

 

主人公の男は教祖(女)とセックスしまくります。そして教団の信者たちも激しい太鼓のリズムと共にマッパで踊り狂い・・・火を囲みながら男女の愛の交歓が始まる。

おかしいのは、女性の裸には何のボカシもモザイクもないのに、男の人の股間にだけ丸くて白い精霊みたいなのが飛んでいること。動きに合わせて精霊もあっちへゆらゆらこっちへゆらゆら・・・(笑)

 

教団の生活に嫌気が差した(当たり前だ)妻は逃げ出して洞窟に逃げ込みます。しかしその洞窟内は欲求不満な「異形の種族(ロードオブザリングのゴラムに似てる)」たちの巣窟でした。

ゴラムたちに体を貪られる妻。妻の「あなた~助けて~」というテレパシーが(何故か)夫に伝わり、さっきまで教祖とやりまくってた夫はそっとベッドを抜け出し助けに行こうとします。

しかし外の見張りに見つかり捕らえられる。

 

「妻を助けに行きたければこのワインを飲みなさい」と濃いメイクの教祖。

夫の目の前には二つのグラス。一方はノーマルのワイン。もう一方は数時間後に死をもたらす毒入りのワイン。

 

ひとつを選んで一気に飲み干すと、「妻のいる洞窟へ連れて行け」と夫。

洞窟の前に立ち「アリーヌ(妻)、出ておいで」と叫ぶ。しかし、出てきた妻はゴラムたちに犯されまくって頭がおかしくなっていた。突然笑い出したり教祖に噛み付いたり奇行を繰り返す。

 

そんな妻をドン引きの目で見つめる夫。「この女を連れていきたいか?」と教祖に聞かれても「・・・いや」と断ります。

『えー!毒入りワインまで飲んだのに~~!?』

用済みになってしまった狂った妻は木の上から落ちて死んでしまいます(えー!!)。

 

「実はあのワインには毒なんて入ってなかったのよ。あなたの度胸を試したの」

この濃いアイメイクの教祖は主人公の勇敢な姿にマジ惚れしたらしい。

「私の夫になって、子を授けなさい」

受胎の儀式が始まります。素っ裸の教祖がとんがりコーンを指にはめるみたく銀の尖ったナイフ的なものを指に装着します。なぜいつもいつも痛い要素を入れるんだ!?

 

女ボス、教祖に呪文をかけ、トランス状態に陥れる。「お前は受胎するしか能のないメス豚だ」と言葉で洗脳していきます。「踊れ!踊るのだ!」と命令され、怪しいコンテンポラリーダンスを踊る教祖。おっぱいをぶるんぶるん揺らしながら手はシザーハンズ状態の教祖。信者たちは引いたような目でその光景を見つめています。目をひん剥いて気持ち悪い動きを繰り返すその姿は鳥居みゆきそっくりです。

 

信者たちに腕を引っ張られて主人公、無理やり参戦。教祖の指先ナイフに引っかかれないように気を付けながらどうにか性器を挿入しようとする(どんなプレイだ)。

 

なんとか教祖の体を引っくり返し、後ろから性交することに成功。しかし射精直後、力が抜けたのか教祖の横に体を仰向けに投げ出してしまいました。教祖のシザーハンズに喉元を引っ掛かれ、多量の出血により主人公、絶命(私、絶句)。

 

受胎した後はもうどうでもよくなったのか、トランス状態から解き放れた教祖は信者たちに「遺体を埋めときなさい」と命令。

 

観客を呆然とさせたまま映画は終わります・・・・

 

この作品は「70年代のフレンチエロスシリーズ」らしいのですが、エロを見たい人も、フランス映画のエレガンスさを楽しみたい人も満足出来ないと思います・・・。ストーリーが無茶苦茶なので、時折見せるフランス映画っぽいアーティスティックな演出が無駄に終わっています。

「18禁シール」が無かったのも、全然エロくなかったからだと思うよ!!!

 

95分間あります。「意味の無い」時間を過ごしたい人にはおすすめ!

「誰が見るの?」というこのDVDは多分、暇を持て余した女子大生が面白半分で借りています!